YANAGI GAKU ARCHITECTS

軽井沢B邸

CONCEPT

□この家は、単なる別荘としてだけでなく、オールシーズン住まうことを目的に、また、ここに住む住宅としても考えられた。最近では、軽井沢から通勤する人もいるという、施主はその魅力にとりつかれた1人である。 □平面計画は、南側の庭を最大限に享受することを考慮し、北側道路側に建物は寄せられ、寝室棟とリビング棟を繋ぐ部分に玄関を設けるという単純な構成になっている。 その玄関から庭へは視線が通り抜けるようにしてあり、平面的にも外観的にもパブリックとプライベートをはっきりと分ける形態にした。 □リビングの壁の一つは、コンクリート打放しで仕上げられ、木造でありながら、あたかもコンクリート造のような錯覚を起こすインテリアになっている。

DATA

計画地長野県北佐久郡軽井沢町
用途住宅
敷地面積964.22平米
延床面積122.43平米
規模1F
構造木造
施工(有)シンケンチク
竣工2003.07
photo byKOBAYASHI Kenji